ご挨拶
2017 年、東京・早稲田で創業いたしました。
「新しくていつも美味しい和菓子を」をテーマに、既成概念に捕らわれず、革新と伝統で融合した和菓子作りに取り組む、ニューノーマルな和菓子店として、朝生菓子を主力に取り揃えています。
国際線ファーストクラスへの上生菓子から、老舗和菓子メーカー、コンビニまで、数々の和菓子の企画・開発に幅広く携わってきた職人が、もち米など素材の味を生かすため、和菓子の軸となる餡の糖度はバランスを考え抜き、店舗併設の工房で製造しています。
早稲田という土地柄、学生や若い世代の方々も多くご来店されるため、水菓子は100%本蕨粉わらび餅、小麦胚芽を使用した生地のどら焼きなど、地域の皆様へ発見と美味しさを提供できる和菓子作りに取り組んでいます。
店名の「七里香」は、香りが七里先・千里先まで届くと言われる「沈丁花」の花に由来してます。~nanarica~七里香の和菓子の美味しさが、七里先まで届くようにとの思いを込めました。
ご来店頂く皆様に、日本らしい四季の移ろい、和菓子を愛でる楽しさをお届けすべく、新しくていつも美味しい和菓子の創作に励んでおります。
新宿・早稲田 和菓子~nanarica~七里香
代表取締役社長 石川希
代表取社長社長 石川 希 (nozomi ishikawa)
1979年 愛媛県生まれ。千葉大学卒業後、大手家具販売会社、教育サービス事業会社を経て、株式会社七里香代表取締役に。会社員時代は一貫してセールス職に従事し、販売実績一位などの実績がある。かねてから家族ぐるみで交流があった中川氏の和菓子づくりに共感し、2017年和菓子nanarica~七里香~代表取締役に。
伝統と革新を融合した、新しい和菓子スタイルの提案に日々取り組んでいる。
社長のQ&A
仕事をされる上での大切にしていることを教えて下さい
和の伝統文化を絶やすことなく、お客様に和菓子を通して健康的に、何気ない日常や日本の四季を楽しんで頂くことです。
例えばですが、以前はお彼岸におはぎを作ってお墓参りするのが当たり前でした。お彼岸にお墓参りする理由は太陽が真西に沈む日、つまり彼岸(あの世)が一番近くなるからです。そして、おはぎをほおばって皆で集いました。和菓子と日本の四季は古くから密接に関わり日本人としてのアイデンティティーの確立の一端を担ってきました。絶やしたくない伝統を守っていきたいです。
次に和菓子そのものの良さについてですが、和菓子は脂質がほとんどないため、ほっと出来る甘みで食べ過ぎることなく、穏やかな優しい時間を提供してくれます。その様なひとときを守りたいという気持ちもあります。
次に健康面の観点からです。和菓子の味を決める餡子の材料は小豆ですが(弊社の小豆は全て北海道産をしようしております)、小豆は血圧や血中コレステロール値を下げ、ポリフェノールたっぷりで美肌効果、食物繊維豊富でダイエットにも効果があります。
また食品を販売する上で特定原材料を書く必要がありますが、特に弊社の商品は「特定原材料:なし」がならんでおります。昨今、幼稚園や小学校でも驚くほどアレルギーのお子様が多く、アレルギー除去食の給食は当たり前になっております。和菓子は特別に代用品を用意することもなく皆で同じ物を楽しんで頂けますので、もっとその良さを伝えていきたいです。
経営の理念・目的は何ですか?
日本の人口減を憂い、文化の衰退を感じ、日本人として後世の方多知が誇りに思えるような文化を残したいとの思いから四季の移ろいや、節目の行事や考えを大切にする和菓子の製造販売行をしております。
また文化面だけではなく健康面からも、アレルギーや肥満、がんなどの深刻な原因である食の欧米化に歯止めを掛ける一助になることを願っております。
和菓子職人 中川 喜博(Yoshihiro Nakagawa)
1969年 岐阜県生まれ。花園万頭、赤坂青野など老舗和菓子店にて製造、大手食品工場立ち上げに参加。また工場長・開発責任社などのを歴任し、国内大手航空会社ファーストクラスへの上生菓子提供、大手製粉会社にてコンサルタントにも従事。
コンビニ和菓子の開発など、和菓子製造スペシャリストとしてキャリアを積む。2017年、これまでの経験と和菓子の可能性を追求するべく、伝統と革新を兼ね備えた和菓子ブランド「和菓子nanarica~七里香~」に参画。商品開発責任者として従事するほか、ライフワークとして、新しい飾り菓子の提案「羊羹アート」の発信も行っている。